会計業務の外部委託は、たいていコストの観点から議論されます。しかし外資系企業にとって、本当の利点は別のところにあります。
継続性
会計担当者一名に依存した体制の最大のリスクは、その担当者が退職することです。退職すると失われるのは労働力だけではありません。下された判断の根拠も一緒に去ります。どの費用をなぜ損金と判断したのか、関連者間取引をどの根拠で価格設定したのか、どのVATがなぜ繰り越されているのか。
チームで運用し文書化された経理では、この情報がファイルに残ります。2年後の調査でファイルを説明可能なものにするのは、まさにこれです。
二つの勘定科目体系を並行して回す
トルコの外資系子会社の多くは、税務手続法に基づくトルコ語の帳簿を一組だけ持ち、年に一度、締切に追われながら本社向けに読み替えています。
法定勘定科目とグループ勘定科目を一度対応付け、両方を最新に保てば、月次で同じ仕訳から法定元帳とグループ報告パッケージの両方が出力されます。毎年12月に繰り返される照合作業がなくなります。
制度改正への追随
最低賃金は毎年、退職金の上限は年2回改定されます。申告様式は更新され、電子帳票の適用範囲は拡大し、独立監査の基準額も見直されます。
社内で追跡することも可能ですが、それは誰かの担当業務でなければなりません。外部委託であれば追跡はサービスの一部です——ただし、誰が責任を負うのかが契約に明記されている場合に限ります。
役割の分離
トルコの制度は一部の役割を分離しています。独立監査人は記帳を行えず、税務証明報告書を発行する宣誓公認会計士は、証明対象の記録を作成した事務所であってはなりません。外部委託を利用する会社がこの分離を正しく設計しておくことは、後になって「誰がやるべきだったのか」という議論を避けることにつながります。
選定時に見るべき点
- 外資系企業の支援実績と、本社の言語での対応。
- 月次決算を実際に何日までに締めるかについての、書面での約束。
- 業務範囲の明確な定義。何が含まれるかを、後から記憶に頼って議論しないために。
- 引き継ぎの取り決め。契約終了時にファイルをどの形式で受け取れるか。
最後の項目は最も見落とされ、そして必要になったときに最も重要になります。
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